作品(複製版画の通販にリンク) | 私の感想 | |
緊迫した表情、懐から突き出された手、歌舞伎の舞台の動きが伝わってくるような作品。 | ||
眉を吊り上げ見開いた目、歌舞伎役者の演技が伝わってくる。 | ||
金貸しが腕まくりをして、厳しい取立てを行わんとする歌舞伎の場面が描かれている。 | ||
誇張されている表情の多い写楽の中では穏やかな表情。 | ||
悪役を意地の悪そうな表情で描いている。 |
参考図書 | |
東洲斎写楽は、本当は誰だったのか、答えは阿波藩蜂須賀家お抱え能役者、斉藤十郎兵衛ということの説明をしている本。現在は最有力な説のようだが、この本の作者は、写楽の絵そのものはそれほど好きなものではないとし、画績については言及せず、ただひたすら文献から斉藤十郎兵衛という人だったろうということを確認している。 |